2/24実施!第118回 日商簿記検定試験
DAI-X NEWS vol.141 2008年04月号 【試験講評】
2月に行われた「第118回日商簿記検定試験」3級・2級を受験された皆さん、お疲れ様でした!今回の試験について、難易度や特徴などを1題1題詳細に講評します。これから試験を目指す方も、最新の試験傾向を知るために、ぜひ参考にしてください。
■2級
難易度の易しい問題から応用的な問題まで満遍なく出題された。中でも、第4問の個別原価計算には、仕損の処理が含まれており、また、製造原価報告書の形式が見慣れない形式だったため、多くの受験生はこの問題に苦戦を強いられた。また、第3問の貸借対照表作成問題も久しぶりの出題であり、未払法人税等や繰越利益剰余金の金額の算定はかなり時間が必要であった。この第3問と第4問が合否の分かれ目となる問題であった。
第1問(仕訳問題5題出題)
基本から標準的な難易度であった。1.売上割引、2.受託販売、3.荷為替の引受け、4.売買目的有価証券の売却(端数利息)、5.建設仮勘定の出題であった。なお、4.は端数利息の算定が正解するためのキーポイントであった。
第2問(特殊仕訳帳)
第105回の本試験第2問と同様の問題であった。過去問題集を解いていた受験生には有利であったであろう。しかし、内容的には特殊仕訳帳の間接法の合計仕訳の特徴を理解していれば難なく解けたはずである。また、過去問題を解くことの重要性は高いので、今後、受験される方は過去問題を必ず解こう。
第3問(貸借対照表)
貸借対照表の未払法人税等と繰越利益剰余金の金額算定が時間を要した。決算整理事項の内容自体は標準的であった。
第4問(個別原価計算)
前回の試験に引き続き、個別原価計算の出題であった。今回は仕損の処理が必要であったので、これをいかに処理できたかがポイントである。
第5問(総合原価計算)
単純総合原価計算と等級別総合原価計算の問題であった。基本的な問題なので、満点を取れる問題であった。
■3級
第3問以外は基本問題から標準的な問題であった。第3問は資料の量が多かったことと、いくつかの応用的な資料があったので、効率よく部分点を取ることが必要であった。第3問以外で失点を減らし、第3問で部分点をきちんと取れたか否かが合否の分かれ目であろう。
第1問(仕訳問題)
基本から標準的な問題が多かった。1.株式の売却、2.備品の購入、3.期首再振替仕訳、4.消耗品の購入(資産法)、5.商品売上(商品券)の出題であった。なお、4.は文章の読解力を要する問題であった。
第2問(補助簿の選択問題)
問題の取引が解答欄のどの補助簿に記帳されるかを選択させる問題であった。第105回と同様の出題形式でもあり、過去問題を解いていれば難なく解けたであろう。
第3問(月中取引別資料から合計試算表の作成)
非常にボリュームの多い問題であった。本問の資料の中で難易度が高かった内容は、貸借対照表の当期純利益が帳簿決算ではどのように処理されているかを理解しておく必要があった。また、有形固定資産の売却について、期中売却であったので、当期分の減価償却費も各自で算定する必要があった。作成する試算表が合計試算表であることも確認しておく必要があった。
第4問(3伝票制の起票問題)
基本的な問題である。3伝票制の一部現金取引の出題であった。今回は分解方式のみだったので、非常に解きやすかった。
第5問(順進精算表の作成)
標準的な問題である。決算整理事項の処理もオーソドックスな内容であったので、高得点が狙える。
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