平成19年度 司法書士試験 合格発表
DAI-X NEWS vol.136 2007年11月号 【合格発表】
9/26(水)に、本年度の司法書士筆記試験の合格発表が行われました。合格された皆さん、本当におめでとうございます!ここでは、筆記試験の最終的な総括を掲載しました。受験された方も、来年受験を考えられている方も、ぜひ最新の試験傾向をチェックしてください。
平成19年度司法書士試験の筆記試験合格者が発表された。
出願者数は、前年比1.9%(591人)増の32,469人となり、増加傾向は止まらない。うち筆記試験の合格者は921人であり、大都市圏に合格者が集まる傾向にも変わりはない。
口述試験は10月9日(火)に行われ、受験者には、筆記試験の出題科目に関する基本的な知識が問われた模様。なお、昨年度は筆記試験合格者916名に対し、最終合格者が914名となっている。
最終合格者の発表は、10月30日(火)に合格者の受験番号及び氏名が筆記試験の受験地を管轄する法務局または地方法務局に掲示される。また、法務省のHP(http://www.moj.go.jp/)においても受験番号が掲載され、11月16日の官報においても合格者の氏名等が公告される。
平成19年度司法書士試験の筆記試験の合格最低点は、262点中211.5点という高得点を要する結果であった。採点方法は、午前の部(84点)、午後の部の択一式試験(84点)ともに基準点を設定し、これをクリアした人について記述式を採点する方式。記述式試験の基準点は30点であり、これらすべてをクリアした人(198点)の中から総合点が211.5点以上の人を合格者としている(前年の合格点は202.5点)。
このことからわかるように、合格には、苦手な科目を作らず、午前の部、午後の部の択一式試験、記述式試験とも、バランスよく80%程度の点をとることが必要である。本年度は結果として80%では合格できない結果となっているが、80%がひとつの目安と考えてよいであろう。そのためには、確実な問題で確実に点を取ることが絶対条件となっている。そのことを踏まえて、次年度に向けた学習方法のアドバイスをしておこう。
■択一式試験について
まず年内は、不安な科目については基本書などで知識の習得に努め、引用条文を六法で確認することも大切である。特に会社法においては細かな条文知識も問われる傾向にあり、こまめに六法を確認する必要があろう。年明けからは、答案練習、過去問練習などのアウトプットで、本試験を意識した実戦的な練習に取り組むとよいだろう。理解の進んでいる科目については早い段階から問題演習に取り組むのも効果的である。最終的には本試験の場で問題を解くことが目的なのだから、問題演習を怠ることはできない。その中で、間違えたところや疑問に思ったところは、解説や基本書、六法などで、その都度確認し、きちんと理解しておくことが重要。これを繰り返し行うことで合格レベルの実力がつくはずだ。過去問練習をすることで、過去の出題傾向も身につく結果となる。
■記述式試験について
難問ではないが、基本的論点を多数含む出題であり、気がついたら申請書一通分間違えていたということが少なくない。年内は、基本書式で知識を習得し、年明けからは、本試験レベルの問題に慣れるために応用的な問題を解いていこう。まずは、書くべき申請書を誤らないことが大切である。毎日1題は解くことが望ましい。
択一での基準点をクリアしたが結果として合格点に届かないという話が多く聞かれる。基準点+αが合格点であることを考えると、択一で合格点を確実にするのは相当困難であると考えられる。記述式の基準点が6割弱であることを考えると、記述式で合格点への+αの獲得が望ましい。
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