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平成19年度 社会保険労務士試験 試験講評

DAI-X NEWS vol.135 2007年10月号 【試験講評】

受講生のみなさん、お疲れ様でした。8/26(日)に実施された社労士試験の講評をお届けします。来年受験へのアドバイスも載せていますので、これから試験を考えている方も、必見です!

全体的には昨年とほぼ同水準の出題内容であった。例年同様、科目により非常に難しいものもあり、科目ごとの合格基準をクリアできるかどうかが合否の分かれ目となるであろう。選択式は基本条文からの出題が多く、取り組みやすい内容であったが一般常識の2問が鍵となる。択一式では労働の一般常識と厚生年金保険、国民年金の難易度がやや高かった。難しい問題にあまりとらわれず、比較的解答しやすい問題を確実に得点に結びつけられれば、合格基準点を獲得できたのではないだろうか。

【選択式】
基礎的な知識を問う出題が多く、高得点も可能な科目が多かった。ただし、その中で労働と社会保険の一般常識は解答に迷う選択肢もあり、得点が伸びないことも考えられる。労働の一般常識で出題された社労士法の1条と2条は、多くの受験生が目にしたことはあるはずだが、意外と苦戦したのではないだろうか。その他の法令科目は、基礎知識の学習を怠っていなかったかどうかがポイント。
《合格基準》
総得点で28点、各科目では3点以上で、科目合格基準の緩和の可能性は、一般常識の2問で考えられる。

【択一式】
後半の3科目がやや難易度が高かったが、全体的には、標準的な難易度であったと思われる。各科目4点以上は獲得できる内容であり、解答しやすかった科目でいかに得点できたかが合否のポイントとなる。
■労働基準法・安全衛生法:労基法は例年に比べ解答を導きやすい問題が多く、やや易しい内容であった。安衛法は、判断しにくい問題肢があり、やや難易度が高い。
■労災保険法・徴収法:労災保険法は、一部判断に迷う問題肢もあったが、通常の学習で十分対応できる内容であり、難易度は標準的。徴収法は、例年同様基本事項の出題が多い。
■雇用保険法:労災保険法と同様、通常の学習で十分対応できる。高得点も狙える内容であった。
■一般常識(労働):労働経済中心の出題で、難易度は高い。法令が出題されている問題での得点ができれば合格基準に近づく。
■一般常識(社会):法令から4問出題されており、内容も基礎的である。労働の一般常識の難易度を考えると、できるだけ得点しておきたい。
■健康保険法:判断がつきにくく、解答の難しい問題もあり、難易度はやや高い。
■厚生年金保険法:正確な知識を要する問題が多く、やや解答は難しい。法改正も細かい内容であったので、他の基本問題を取りこぼさず得点できたかどうかがポイントとなる。
■国民年金法:細かい規定が出題されており、昨年より若干難易度は上がっている。難問に惑わされず、基本問題をしっかり得点しておきたい。
《合格基準》
難易度は昨年度とほぼ同様ではあるが、合格基準は総得点で43点以上、科目別4点以上必要であろう。科目合格基準の緩和の可能性は低いと考えられる。

《来年受験に向けて》今年の試験では、難しい問題の比率はそれほど高くないこと、また、過去出題されたものが形を変えて出題されていることが見られることなどから、テキストや答練、過去問など通常の学習を怠っていなかったかどうかが試されたような難易度であった。
近年の試験では、基本事項を取りこぼさないことが合格の鍵となっており、基礎知識の習得の重要性がますます増してきている。その攻略には、反復学習が必須である。テキスト、過去問、答練など、繰り返し学習することを日々積み重ねていってほしい。それこそが合格を手にするための最善の方法である。

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