第116回日商簿記検定試験
DAI-X NEWS vol.134 2007年09月号 【合格発表】
6/10(日)に実施された日商簿記検定試験の合格発表が行われました。今回の試験結果に加えて、今後の学習方法のアドバイスも盛り込んでいますから、次回の受験を予定している方もぜひご参考に!
●3級[合格率]42.5%
前回より合格率も上がり、標準的な合格率であった。今回は、第2問はボリュームが多くすべて解くには非常に時間がかかる問題、第4問が難易度の高い問題であった。
一方で、第1・3・5問は標準的な問題であったため、これらの問題で70点前後の得点を稼ぐ必要があった。これから3級を受験される方は仕訳練習、試算表の作成問題、精算表の作成問題をしっかり押さえておこう。これと合わせて、勘定記入の練習も行うと簿記の理解が一層深まる。
●2級[合格率]29.2%
前回より13%ほど合格率が下がり、やや難しい試験であった。今回の試験は、第3問で細かい部分まで会計処理の理解が問われ、第5問で資料の読み取り能力が問われた。この2つが、合格率を下げた要因であろう。
これから2級を受験される方は基礎学力をきちんとつけ、さらに試験時間2時間という中でいかに70点を取るかという学力とは関係のない部分についても練習が必要である。また、難易度の高い問題についても、あきらめずに短時間で部分点を取る練習が必要である。
●1級[合格率]13.6%
平年の合格率(約10%)よりかなり高い結果であるが、全体的な問題レベルからするとやや低い結果となった。商業簿記は、比較的平易な決算整理事項であり、会計学は、全体的に難しい問題は出題されなかった。工業簿記は、基本的な問題であり、原価計算は、既出論点からの出題だった。しかし、これまで出題されてこなかった目新しい論点からの出題や、計算だけではなく理解しているかどうかを問う出題のため、あまり点数が伸びなかったものと思われる。
今後の試験対策は、テキスト学習や問題演習によって合格に必要な知識や計算力を養うだけではなく、問題資料を読み、出題者の意図を正確に理解できるような文章読解力(国語力)を磨く学習も必要とされる。
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