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平成18年度 行政書士試験 試験講評

DAI-X NEWS vol.125 2006年12月号 【試験講評】

受講生の皆さん、お疲れ様でした!11/12に実施された行政書士shikenの講評をお届けします。試験制度変更後はじめてとなる試験ですから、注目度も高いはず。次の試験を目指す方も、ぜひご参考に。

1 法令科目について
 法令科目は、択一式(5肢択一式)40問、択一式(多肢選択式)3問、記述式3問の46問が出題された。
(1)択一式
 従来、行政書士試験の法令科目における択一式といえば、5肢択一式のみであったが、今年度は、従来の5肢択一式に加え、新たに「多肢選択式」という形式の出題がなされた。
@ 5肢択一式
 昨年度は、基礎法学から2問、憲法から5問、行政法(地方自治法を含む)から12問、民法から6問、商法から3問が出題された(新試験制度への移行に伴って、法令科目より削除された税法等については割愛する)。これに対して、新試験制度下で行われた今年度は、基礎法学から2問、憲法から5問、行政法から19問、民法から9問、商法から5問出題された。特に、行政法からの出題の多さは、特筆すべきである。
 出題内容としては、行政法と民法には細かい知識が要求される問題もあったが、全体として見れば、条文や判例に関する知識を端的に問う問題が多く、受験生にとって、全く手も足も出なかったという問題は少なかったといえる。
A 多肢選択式
 今年度は、多肢選択式という新しい出題形式が加わったが、何の前触れもなくいきなりの出題であったので、受験生の方は戸惑われたことと思われる。しかし、問われていることは、憲法・行政法に関する基本的なことが中心であった。したがって、きちんと受験勉強に取り組まれた方であれば、十分に対応することができたであろう。
(2) 記述式
 試験改正の目玉として、大いに注目を浴びた記述式であるが、条文等で問題となる要件について問われた。また、裁判所の判決理由を問う問題についても、基本的には、行政事件訴訟法9条等の要件を問うものであり、日頃から条文等を読み込んでおくことの重要性を再認識させられたことであろう。

2 一般知識科目について
 一般知識科目は、択一式(5肢択一式)14問が出題された。その配分は、政治・経済・社会から6問、情報通信・個人情報保護から5問、文章理解から3問であった。
 出題内容としては、細かい知識が要求される問題もあったが、全体としてみれば、オーソドックスなテーマからの出題が多かった。また、3問出題された文章理解の問題は、文章自体は少し長いが、確実に解ける問題であったといえる。日頃より、文章理解への対策として、問題演習をしっかりと積んでいる方であれば、無理なく問題に対応することができたであろう。

3 全体講評
 今年度の行政書士試験は、昨年度と比較して、法令科目の難易度が下がった分、全体の難易度も下がったといえる。したがって、合格率は、昨年度よりも若干上がると予想される。ただし、法令科目の記述式には部分点が配点される可能性があるので、その配点いかんにより、合格率は、昨年度と比較して大幅に変動する可能性がある。ただ、例年と同様のことだが、比較的易しい問題や基礎的事項を問う問題を確実に得点することができた方が合格の栄冠をつかまれることになるであろうと推察される。

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