中小企業診断士「1次試験合格発表」
DAI-X NEWS vol.123 2006年10月号 【合格発表】
本年度の中小企業診断士第1次試験の合格発表が行われました。科目合格制になって初めての試験ということもあり、動向が気になるところ。受験した方も、来年受験を目指す方も、ぜひチェックしてください!
平成18年9月8日、本年度中小企業診断士第1次試験の合格発表が行われた。中小企業診断協会の発表によると、全国の受験者数は12,542名、合格者(7科目一括合格)2,791名で合格率は22.3%という結果であった。本年度から科目合格制が採用されたことにより資格に対する人気が高まり、前年度から比較すると、受験者数は14%増加している。合格率は前年と同じであったが、受験者の中に一部科目受験者が含まれていることを考えると、実質的に合格率は高くなっている。これは、中小企業を育成するために中小企業診断士が果たす役割は大きく、国の政策としてその絶対数を増加させる必要があることから、例年第2次試験合格者700名前後であったものを、1,000名前後まで増加させる方針の表れと考えられる。本年度の第2次試験受験者は4,500名程度と見込まれることから、合格率は20%前後と予想される。なお、一括合格者を除く科目別合格の状況は、おおよそ下記のとおりであった。
受験者 合格者 合格率
経済学・経済政策 10,442 1,253 12.0%
財務・会計 10,349 1,358 13.1%
企業経営理論 10,455 2,998 28.7%
運営管理 10,258 2,945 28.7%
経営法務 10,151 2,172 21.4%
経営情報システム 9,703 4,881 50.3%
中小企業経営・政策 10,058 1,024 10.2%
科目別による合格率にこれほどバラつきがあるということは驚きであるが、運営管理、企業経営理論、経営情報システムの3科目は基本問題の出題が多く、経済学・経済政策、財務・会計、中小企業経営・政策は前者に比べ応用問題の出題が多かった。それがそのまま科目別の合格率に反映されていることを考慮すると、合格基準の弾力化は本年度実行されず、原則どおり60%を基準に合否判定がなされたものと思われる。
本年度から採用された科目合格制の導入で、少なくともこれからの数年間は中小企業診断士を目指す方にとっては、受験し易く合格し易い時期を迎えているといえるであろう。
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